ゲーム市場は1兆円を割り込んでいる

ゲーム市場は1兆円を割り込んでいる

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2011年の家庭用ゲームと業務用ゲームの市場は9680億円に留まり、ついに1兆円の大台をきってしまいました。家庭用ゲーム機市場とアーケードゲーム市場は、どちらも4年連続で前年比減が続いています。

 

ゲーム市場は1兆円を割り込んでいる

 

ゲーム市場は9680億円

 

ゲーム市場規模を、家庭用ゲーム市場とアーケードゲーム市場に分けて示します。2011年のゲーム市場を見てみると、家庭用ゲーム市場が5020億円(前年比94.4%)、アーケードゲーム市場は4660億円(前年比97.9%)で、全体で9680億円(前年比95.7%)でした。

 

ゲーム市場の苦戦

 

毎年のゲーム業界の実績を見てみると、年々下降していることがわかります。ゲーム市場は、全体でみると2004年まで減少しつつあり。中でも家庭用ゲーム市場がどんどん縮小しています。逆に、アーケードゲーム市場は、横ばいもしくは微増しています。

 

2004年以降ゲーム市場は急速に勢力を盛り返し、2007年には1兆8390億円に達しました。しかし、2007年をピークに再び急下降し、2011年の市場規模は2007年のそれと比較すると、69.7%にまで落ち込みました。これは、2007年の市場規模の2/3程度です。

 

ゲーム市場失速の原因は、携帯電話向けゲームの人気と、PCと同じ性能のスマートフォンの普及です。スマートフォンが登場したことにより、従来のゲーム機に劣らない品質のゲームやオンラインゲーム、ソーシャルゲームた手軽に楽しめるようになりました。こうした理由で、ユーザーの専用ゲーム機離れが進んだのです。

 

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家庭用ゲーム機市場では、ハードが大不振

 

家庭用ゲームの市場は、ゲーム機本体であるハードと、ゲームコンテンツであるソフトの二つで成り立っています。近年ハード市場規模は縮小傾向にあり、2007年と比較するとたった55.7%となりました。

 

原因はハード市場の急落

 

2000年から2011年までの家庭用ゲーム市場規模を、ハードとソフトに分けて示示します。ご覧のとおり、いずれの年もハードよりソフトの売上が上回っています。ゲーム市場がピークを迎えた2007年で見てみると、ハード対ソフトの比率は46.3対53.7となっています。

 

では、2008年以降の市場規模を見てみましょう。いづれの年も前年割れになっているものの、ソフト市場においては2011年も3000億円台をキープしています。2007年と比較すると、2011年のソフト市場規模はは83.3%となります。

 

一方で、2008年以降ハード市場規模は急速に縮小しています。2007年と2011年のハード市場規模を比べえると、55.7%にまで縮小しているのです。これらのことから、大幅なゲーム市場規模縮小の原因は、ゲーム機の不振であるといえます。

 

ゲームメーカーの挽回はなるか

 

実際それを裏付けるかのように、2011年度の任天堂の売上高は大幅に減少し赤字となりました。ニンテンドー3DSの人気が上がり、2012年にはやや勢力を盛り返しましたが、まだまだ予断を許さない状況です。

 

また、2013年にはソニー・コンピュータエンタテイメントから新型のプレイステーション4が登場します。しかし先行きは不透明であり、経営陣の中には心配の声を漏らすものもいるようです。



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