日本のマンガ市場は規模が縮小傾向にある

日本のマンガ市場は規模が縮小傾向にある

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マンガで話題となった作品がテレビアニメ化されたり映画化されるケースが数多くあるように、マンガがアニメ市場に及ぼす影響は絶大です。ところが、マンガ雑誌の売れ行きは伸び悩んでいます。

日本のマンガ市場は規模が縮小傾向にある

 

停滞するマンガ市場

 

長期的に見ると雑誌市場というのは徐々に縮小してきましたが、マンガ市場もこの影響を受けています。マンガ市場の規模と販売部数の推移を長期的に見てみると、市場規模は3,903億円と4,000億円を下回り、販売部数も968万冊と1,000万部を下回ってしまいました。

 

週刊ジャンプがマンガ雑誌のトップ

 

一方、人気マンガ誌の2012年10月から12月までの1号あたりの平均部数を見てみると、集英社の週刊少年ジャンプが283万部を売り上げ業界では群を抜いています。しかし、最盛期の1993年から1994年にかけては620万部を記録しており、この数字はその頃のわずか47%にも満たないのです。

 

とはいえ、週刊少年ジャンプの280万部を超える販売部数は他社と比較すると別格です。週刊少年マガジンは、1998年に一度販売部数425万部を記録しトップに立ったものの、現在は140万部で2位となっており、月刊少年マガジンが72万部で次に続きます。

 

また、男性向けのマンガ雑誌では、週刊ヤングジャンプ、ヤングマガジン、ビッグコミックオリジナルがそれぞれ60万部を超え、少女雑誌ではちゃおが56万部と厳しい戦いを強いられています。 一方で「ONE PIECE」のような大ヒット作品が出ている単行本の年間発行部数は、ここ数年なんと4億5千万部を上下する好調ぶりです。

 

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マンガ雑誌が大人気作品を生み続ける

 

マンガ雑誌やマンガ単行本の売れ行きは伸び悩んでいますが、こうした中でも作品が大ヒットしテレビアニメ化や映画化、キャラクター化までされているという例はたくさんあります。

 

人気マンガを次々生み出すジャンプ

 

長年にわたって愛されてきたマンガとして「サザエさん」や「ドラえもん」が有名ですが、近年では「ONE PIECE」を筆頭に「NARUTO」や「HUNTER×HUNTER」など、爆発的な人気を誇る作品が次々と出ています。

 

そして、これらのマンガはすべて、週刊少年ジャンプから生まれたものなのです。 近年、週刊少年ジャンプの販売部数が落ち込んでいることは確かですが、まだまだヒット作品を世に放出する可能性を十分に秘めていると期待できるでしょう。

 

人気作品が次々生まれる

 

週刊誌で人気が出たマンガは単行本が出版され、テレビアニメや映画化、DVD化がなされていきます。そして、なんと世界市場に進出する作品も出てくるのです。 講談社出版の少女マンガKissで人気を集めた、天才ピアニストと指揮者の成長と恋愛模様を描いたマンガ「のだめカンタービレ」がその例で、2006年にテレビドラマ化され翌年にはテレビアニメ化されました。

 

その後、ヨーロッパ各国を舞台とした映画「のだめカンタービレ 最終楽章」の前編・後編が公開され、DVD化されたのちテレビ放映されるといったように見事に二次使用市場へ流通したのです。

 

こうした例からわかるように、1つのマンガには多様な可能性が秘められており、総合的に大きな収益を生み出すことができます。そういった意味でマンガ雑誌は底知れない力を持っているといえるでしょう。



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