アニメーション業界の市場規模について

アニメーション業界の市場規模について

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アニメーション制作の中心となるのはもちろんアニメ・プロダクションですが、他にも映画製作会社や広告会社も重要な役割を担います。制作されたアニメは、テレビや劇場のほかパッケージ・ソフトとしても世の中に流通します。

 

アニメーション業界の市場規模について

 

アニメーション・ビジネスの制作の裏側

 

アニメーションの種類は多岐にわたり、劇場用アニメやテレビアニメ、OVA、インターネット配信用アニメなど様々です。劇場用アニメ業界の市場は、映画業界とほぼ同じ構造で成り立っています。また、ジブリ作品のように大規模なアニメの制作には、製作委員会方式が利用されます。

 

一方、民放のテレビアニメの制作は意外にも広告会社中心となっています。制作までの道筋は、まず広告会社が民間テレビ局から放送枠を買い上げることから始まり、そこに収めるテレビアニメが企画され、スポンサーが集められると同時にアニメ・プロダクションに制作の依頼をするといった流れです。

 

ただ、アニメーションは子供向けに作られたものが多いので、どうしてもスポンサーが限定されてしまいます。そこで、テレビを通して世の中にアニメを広め、キャラクター・ビジネスなどアニメを二次的に利用し収益を得るといったビジネスが考えらており、こうしたビジネスを総合的にプロデュースするのが広告会社なのです。

 

ネット専用のアニメも出てきた

 

制作されたアニメは、テレビや劇場のほかパッケージ・ソフトとして世の中に流通します。その他にも、近年ではインターネットやモバイル端末といった流通経路も普及してきています。 なお、テレビアニメの予算が30分のもので1千万〜1千数百万円見当であるのに対し、劇場用アニメには1本数億円を超える予算が投じられるといったように、制作予算には大きな差があります。

 

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アニメーション市場は2000億円超え

 

2011年のアニメーション業界における市場規模は2,197億円となっており、近年は伸び悩みの傾向にあります。そんな中でアニメ・プロダクションでは、大手の東映アニメーションが300億円を上回る売り上げを出しています。

 

アニメーション市場は2,197億円

 

電通総研によると、2011年のアニメーション業界における市場規模は2,197億円となり、10年前に比べ300億円を超える拡大を見せてきました。しかし2007年以降、市場は伸び悩んでいます。

 

ちなみに大手アニメ・プロダクションを挙げると、ワンピースやドラゴンボールZを手掛ける東映アニメーション、ポケットモンスターを手掛ける小学館集英社プロダクション、機動戦士ガンダムを手掛ける創通、クレヨンしんちゃんを手掛けるバンダイビジュアル、名探偵コナンやルパンV世を手掛けるトムス・エンタテイメントなどがあります。

 

売上規模300億円超えの企業も出てくる

 

この中でトップの売り上げを誇るのが東映アニメーションで、売上高はなんと330億円、営業利益は50億円、利益率は15.2%です。また、東映アニメーション続く売上では小学館集英社プロダクションの276億円、以下創通の182億円、バンダイビジュアルの161億円となっています。

 

なお、東映アニメーションの売り上げの内訳を見てみると、アニメーションの制作販売に限らず版権事業や商品事業が売り上げに大きく貢献しています。



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